技術のトップへ
かみ合わせ鋼板巻立て工法(橋脚) 詳細ページ
 
「かみ合わせ継手」による耐震補強効果確認実験

 「かみ合わせ鋼板巻立て工法」により耐震性能がアップします。 鉄筋コンクリート柱を用いた交番載荷試験では、溶接継手と同等の耐力や変形性能の向上が確認されました。


▲交番載荷実験の結果 
   
   
「かみ合わせ継手」を用いた水中施工

 「仮締切」を設置することなく施工でき、工期短縮・工費削減に効果を発揮します。
 従来型の溶接継手では水中施工が困難であるため、施工時には「仮締切」が必要でした。
 「かみ合わせ鋼板巻立て工法」では、溶接が不要であるため水中で鋼板の接合が可能です。
 また、橋脚と鋼板の隙間には、耐震補強用に当社が開発した水中不分離性高流動モルタルを充填します。これらの技術を用いることにより「仮締切」が不要となり、工期が短縮できるのみならず工費も削減できます。


▲従来工法と水中施工の比較 
戻る
   
   
かみ合わせ鋼板巻立て工法特徴の詳細
現場での溶接作業が不要で品質管理が容易
  継手は工場で予め鋼板に溶接されているため、現場溶接は一切行いません。このため、現場では溶接検査などの複雑な品質管理が不要です。
現場溶接と違って継手の施工が温度、湿度、風速や作業員の技能等に影響されず、安定した品質・工程が確保できます。
継手の水中接合が可能で、水中部の橋脚耐震補強において「仮締切」などが不要
  溶接が不要な機械式継手であるため、水中での鋼板接合が可能です。また、鋼板接合後は水中不分離性の高流動モルタルを橋脚と鋼板の隙間に充填します。これらの技術により、港湾や河川内の橋脚耐震補強において、「仮締切」や「足場」を設置せずに鋼板を巻立てることが可能です。
工期・工費が削減
  溶接や高力ボルト継手などの既存技術に比べて施工性に優れるため、工期が短くなります。
   
 
工法 既存技術 <本工法>
項目 溶接継手 高力ボルト継手
品質 環境条件や溶接技能者の技量に影響を受ける。 規定のトルクを導入すれば品質は確保される。 継手をかみ合わせるだけで品質が確保される。
施工性 ・溶接部の品質管理が重要
・溶接作業用の仮説足場が必要。
高力ボルトのトルク管理が必要。 かみ合わせ状況を目視確認で管理。
工期
(相対比較)
長い 普通 短い
   
  陸上部の耐震補強で施工の制約条件が特にない場合には、溶接継手と同等の工事費となりますが、施工時間が制約されたり、水中の橋脚を補強する場合などは工費が削減できます。
   
(財)道路保全技術センターより技術審査証明取得(平成12年2月)
  旧建設大臣認定機関である(財)道路保全技術センターより、「民間開発技術の技術審査・証明事業認定規定に基づく道路保全技術・技術審査証明」を取得しています。
平成10年度「日本コンクリート工学協会賞」受賞
  その年の、優れたコンクリート関連技術に贈られる「日本コンクリート工学協会賞」を受賞しました。
東京都建設局の「新材料・新工法」登録(平成13年3月)
  東京都において積極的に活用される「新材料・新工法」として登録されています。
鉄道高架橋への施工実績7,000本以上(平成12年度実績)
  東日本旅客鉄道株式会社において高架橋耐震補強の標準工法とされています。
戻る
   
   
事例:大黒大橋耐震補強工事(横浜市港湾局)
   「かみ合わせ鋼板巻立て工法」の採用により、仮締切を設置せずに水中施工を行い、工期・工費を削減しました。その実績は雑誌でも記事として取り上げられました。
   

  ※「日経コンストラクション」 1999.8.27.
【クローズアップ】モルタルの水中打設で仮締め切り材を省く
▲鋼板設置状況    
戻る
   
   
かみ合わせ鋼板巻立て工法の仕様詳細
  施工フロー(陸上施工)
 
 
地中部鋼板組立
 
掘削および地中部鋼板設置
1,2:フーチングの上部まで掘削して鋼板を組立・設置します。組立・設置には小型揚重機やチェーンブロックなどを使用します。
     
     
 
地上部鋼板組立
 
地上部鋼板設置
3,4:上部の鋼板を組立・設置します。組立・設置には小型揚重機やチェーンブロック、高所作業車などを使用します。ただし、橋脚の高さが低い場合には鋼板の上下分割は行いません。
     
     
 
モルタル充填
 
塗装・仕上げ 完成
橋脚と鋼板の隙間に高流動モルタルを充填します。
 
塗装などの仕上げ、埋め戻しを行います。
   
   
施工フロー(水中施工)
 
   
施工前
 
土砂掘削・土留め
 
鋼板設置
1,2:橋脚周りに土留めを設置してフーチング上部を掘削します。
 
クレーン台船やチェーンブロックなどを用いて鋼板を1枚ずつ水中に吊込みます。鋼板には予め塗装をしておきます。
         
         
   
鋼板組立て
 
モルタル充填
 
施工完了
吊込んだ鋼板を順次組立てていきます。
 
橋脚と鋼板の隙間に水中不分離性高流動モルタルを充填します。
 
継手やボルト部のシールをして埋め戻しを行います。
   
    戻る
     
技術のトップへ   最初へ
   
清水建設株式会社 技術戦略室 技術サービス推進部
ShimLABのトップへ 清水建設のホームページへ